So-net無料ブログ作成

2017/10/17 君の名は (ネタバレ) [読む]




楽天koboという電子書籍アプリをダウンロードすると、100円(だったかな?)で購入できるというので、とりあえず、購入しておいた電子ブック。
読んでみました。
「時空を超える」という言葉が昔からあります。私が子供のころは、スーパージェッターが時空を超えていましたし、若いころは、Back to the futureが時空を超えていました。
昔、転校生という映画があり、男女が入れ替わるのですが、それともちょっと違います。

飛騨に住む三葉という女子高校生と東京に住む瀧という男子高校生が、なんというか心だけ入れ替わるのです。しかも、入れ替わりっぱなしではなく、元に戻ったり、また入れ替わったり。
それだけではありません。
途中でわかるのですが、この二人は3年という時間差の中を行き来しているのです。
ここまでは、それなりにファンタジーとして理解できたのですが、そのあと、時間差によって知った、隕石落下事故を未来から過去へのメッセージで防ぐという話なんですね。
そしてエンディングで二人が時空を超えて出会う(瀧は三葉より3歳年上)。

「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション

「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray


Amazon videoで映画もみました。レンタル料500円です。本のまんまでした。

さて、次のミッションは、「わたしを離さないで」カズオ・イシグロです。
古本は新品より高い状況です。電子ブックはどこも720円ですが、楽天koboは、10%引きのクーポンがあり、楽天カードで決済すると25ポイント(クーポン使用後)のポイントが付くということで、アマゾンよりお得。楽天koboで購入しました
nice!(0)  コメント(0) 

2017/10/11 夫と妻 [読む]


夫と妻 (岩波新書)

夫と妻 (岩波新書)

  • 作者: 永 六輔
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/01/20
  • メディア: 新書


感想としましては、永六輔さんの妻へのノロケ本です。
奥さんが自分のやりたいことをさせてくれたから自分は幸せだったというお話。
そのほか
中山千夏との対談では古事記を引用して、女性の強さを思い知らされる。
最後に、淡谷のり子さんの話が出てきます。
夫と妻というテーマとは全く関係ないのですが、面白く読めました。
私の記憶では、淡谷のり子は、バケモノみたいなばあさんですが、私が生まれる前には、いろいろあったんだなあということがわかります。

閑話休題。
80代のうつ病と診断されているおばあさん。
診察室で、若いころには富士山に3回登り、四国のお遍路さんもやり、元気はつらつだったのに、もうなにもできないと言って嘆くのです。
年齢の割には元気な方だと思うのですが。
齢をとったのだから仕方がないということが自覚できないという意味では精神疾患なのかもしれませんが、齢をとれば、みんなが思うことであり、そういう意味では正直な方だと思います。
本人が精神科医に診てほしいというので紹介しましたが、精神病の薬で治療するような病気とは違うのでは?と内科医としては思いました。

nice!(0)  コメント(0) 

2017/10/6 人間椅子 [読む]


人間椅子

人間椅子

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2016/03/15
  • メディア: Kindle版


短編です。Kindleから無料でダウンロードできます。
以下ネタバレです。
椅子職人が椅子の中に人間が入れる椅子を作って、自分が入り込み、その椅子を買った家に椅子とともに潜入。美貌の奥様が毎日、その椅子にすわる。椅子職人はその肉体の感触、声、匂いを椅子の中で感じて、喜ぶ。
ということを何も知らない奥様に手紙で報告する。
江戸川乱歩の小説は、変態と言ってしまえばそれまでですが、人間の奥深くに潜伏する欲望をえぐりだしているようです。
nice!(0)  コメント(0) 

2017/10/5 新・平家物語 [読む]


新・平家物語全一冊合本版

新・平家物語全一冊合本版

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: Kindle版



昨年の正月から読み始めた新・平家物語。本日読み終わりました。
平清盛没後の後半は、義経が中心でした。
この小説を読む限り、頼朝は現代の北朝鮮国家元首を連想させるほどの独裁者です。
木曽義仲が都を攻めて、平家を追い払った後、頼朝は義経に義仲追討を命じ、さらに、西へ逃げた平家の追討を命じます。義経は、一の谷、屋島、壇ノ浦と平家を攻め、平家を滅ぼします。
ところが、頼朝は義経の存在を訝り、敵視します。
義経側には頼朝に逆らう気はさらさらなく、何とか忠誠心を伝えようとするのですが、頼朝は理解しません。
ついに義経を罪人に仕立て上げ、追討の命令をだします。
義経は兄との戦いを好まず、九州へ落ちようとしますが、頼朝は執拗に義経の命を狙います。
義経は何とか平泉に逃げますが、自分を信頼してくれた秀衡が病死します。
子供たちはいまひとつ政治的な器量に欠け、そこにつけこんだ頼朝は、天皇を唆して義経を捕えるよう、勅命を出させます。
奥州藤原家は、義経を殺すか、義経をかばって、鎌倉と戦うかの選択を迫られます。
そこで藤原家の後継者は義経追討を決断します。
義経の住居を急襲し、義経は自害します。

司馬遼太郎の「義経」という小説では、義経の最期はあっけなく書かれていました。
どこまでが歴史的事実で、どこまでが小説(創作)なのかわかりませんが、この小説では、頼朝は悪人として描かれています。後ろ盾になっていた北条家(頼朝の妻は北条政子)の圧力も示唆されています。

このあとの歴史は、頼朝の死後、直系の後継者は実力がなく、室町時代となり、さらに下剋上の戦国時代を経て徳川家康の天下統一へと流れていきます。

架空の人物かもしれませんが、麻鳥という医師が全編に登場します。彼は地位や富を求めず、苦しむ病人を身分にかかわらず助けます。彼が締めくくりに登場し、「私たちは幸せだ。天下を取るために血を流して死んでいく人たちは不幸だ」みたいなことをつぶやくのです。

祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
猛きものもついには滅びぬ
ひとへに風の前の塵に同じ
nice!(0)  コメント(0) 

2017/9/3 大往生 [読む]


大往生 (岩波新書)

大往生 (岩波新書)

  • 作者: 永 六輔
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1994/03/22
  • メディア: 新書


大阪日帰り出張。新幹線で読み切りました。
amazonでは、中古本しかなく、絶版なのでしょうか。もともと中古本を買おうと思っていたので、ぜんぜんよいのですが。
¥1+送料257円「良い(本の状態)」だったのですが、かなり汚れて傷んでいました。まあ、読むのには問題ありませんが。
この本も、どうやって死を受け入れるかというテーマです。
まず、人は必ず死ぬということを納得しなければいけません。逃げ道はありません。
欧米人は宗教によって救われる部分が少なくないのですが、日本人は信仰がないので、家族や友人、病院にあっては医療者のサポートが重要となります。
この本によると、80歳を過ぎた患者に、医者が延命治療することは有害(有害という表現はありませんでしたが私はそう受け止めました)ということです。
自宅の畳の上で死ぬのが理想ですが、病院で死を迎えるのが一般的な現代において、幸せな最期を迎えるためには、医療者、患者、患者家族の相互理解のもとに不必要な延命治療をせず、患者の希望に沿う形で最期を演出するのがよいということです。
永六輔の父親は、浅草のお寺の住職なのですが、にもかかわらず、死後、盛大な葬式をすることには意味がないと説いています。故人が生前に希望していた通りにすればよいと。
これは、私も大賛成です。
生きている間がすべてですから。死んでから何もしてほしくないです。
この本に書いてあったことですが、お坊さんは葬式で読経をあげるのではなく、死に直面した患者に接して、死の恐怖を和らげる仕事をすべきだと思います。

話は変わりますが、北朝鮮の核開発に対して、我が国の政府は次年度の防衛予算の増額を要求。
米ソ冷戦時代が形を変えて再燃しました。
世界で唯一の核被爆国である日本は、核廃絶に向けて、軍縮に進むべきなのに。
北朝鮮が核武装して、ある日、ボタンを押したならば、世界の終わりです。日本の軍事兵器が国民を救えるとは思えません。
中国が厳しく北朝鮮を批判しました。これまでアメリカの防波堤として北朝鮮を擁護してきた中国としては異例です。
北朝鮮が西側のどこかの国に核爆弾を発射したら、報復を受け、中国にも甚大な被害が及ぶということにようやく気付いたのかもしれません。

平家物語と永六輔
猛きものもついには滅びぬ。盛者必衰のことわりをあらわす。
人は必ず死ぬ。
戦争をしないで、平和に生きることが人類が幸せに繁栄する唯一の方法だと思うのですが。

nice!(0)  コメント(0)